シネスデザインでは、空間デザインにおけるものづくりの応援のために、つくり手とデザイナー、つくり手とつくり手、デザイナーとデザイナーを繋ぐ活動をしています。
日本では、戦後建築部材の規格化、大量生産化が進み、それまで手づくりしていたものが機械化され、空間においてもカタログから選定するのが一般的になっています。
しかし昨今、カタログにないオリジナルの扉、家具、仕上など、ほかにはない自分らしいモノ、次世代に受け渡せる本物、へのニーズが高まりつつあるようです。
アメリカやヨーロッパでは、普通につくることができるものが、日本では、つくりたいものがあっても、どこに頼めばよいかわからない、予算に収まるものでオリジナルのものがつくれるかわからない、つくりが詳しくないので、上手くいくかわからない、など二の足を踏み、実現しないことが多くなっているように思います。例えば、ガラス天板と鉄の脚の大きなテーブルひとつ制作するにしても、ガラス工房と鉄工場を何度も行き来し、つくり方や工程、予算等について、すり合わせる部分が必要ですが、素材への知識と情熱で、日本に面白いものを生み出すお手伝いが少しでも出来たらと願っています。
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